LOF教育センター 神戸・明石校

LOF教育センター神戸・明石校のプログラムは脳の未熟な神経伝達回路をつなぎ、強化することで、こどもたちの可能性を拓き、発達を促進させます。全てのこどもたちに発達の土台を!

社会性の発達

グループ療育では、子どもたちがやりとりの中で刺激を受けあっています。

プログラムの順番は毎回子供たちで決めます。

話し合いやじゃんけん、あみだくじなど。
やり方はそれぞれですが、みんなが納得して始められるためにやはりお互いのやりとりは必要です。

先日の教室で、その順番決めをめぐって嬉しいエピソードがありました。


「一番」にこだわり、じゃんけんに「負ける」と悔しくて座り込んでしまった子がいました。

以前は、ただみんなが順番を決めているのを見て、「僕は最後でいい。」と言っていた子です。


「僕も勝ちたい。」そんな感情が芽生えてきました。

だから、負けると悔しくて悲しい気持ちになります。

最近は拗ねてしまうことも、泣いてしまうこともあります。


でも、泣いたり拗ねたりしていては進めません。

自分の感情に向き合い、折り合いをつけていく必要があります。
でも、まだなかなかそううまくは切り替えられません。
やっぱり悔しい。

そんな時、「僕が代わってあげる。僕は二番でもいいよ。」と声をかけてくれる子が。
その子も一番にやりたくて一生懸命じゃんけんをしていましたが、悲しそうなお友だちを見て譲ってくれたのです。


切り替えのきっかけをこの子が作ってくれました。


泣いていた子は、経験しました。
負けて悔しいけれど、

勝ち負けでなく、

一番二番でなく、

お友だちにもらった優しい気持ちの嬉しさや一緒にできる楽しさがあることを。


じゃんけんには負けたけれど、温かい気持ちをもらったね。

嬉しいね。
そう声をかけるとうなずきます。


お母さんは「ありがとうは?」と促しますが、

反応しません。


自分のタイミングがあります。


しばらくして、すっと立ち上がり、

順番を譲ってくれたこの前まで行って「ありがとう。」と伝えていました。


教室に来た当初は、

自分の興味関心の中で話したり、動いたりすることはできても

「やりたいのにやれない」自分の行動を抑えることも難しく、

他の子と混じり、関わりあってやりとりを広げていくことはできずにいました。


それがプログラムで自分の身体を意識し始め、

少しずつ意識化に広がりが見られ、

「人を意識する」ということができるようになってきました。


社会性の発達を感じます。


社会性の発達は、人とのかかわりの中で発達していくものです。

人間が豊かに生きていくためには人とのかかわりが欠かせません。


それには、まず物から人に意識が向けられていくことが大切であり、

多くの感情や情緒を経験していくからこそ獲得できるものなのです。

0コメント

  • 1000 / 1000