LOF教育センター 神戸・明石校

LOF教育センター神戸・明石校のプログラムは脳の未熟な神経伝達回路をつなぎ、強化することで、こどもたちの可能性を拓き、発達を促進させます。全てのこどもたちに発達の土台を!

こどもたちに伝えたい大切なこと

春休みに入り、子供たちは今日も元気いっぱいです。
我が家は長期休みになると、何をしようかとみんなで計画を立てます。


娘が何かを作る体験がしたいというので、子供たちと「体験」「こども」「関西」という大雑把な検索で探し始めました。

そして、娘の目に留まったのが、小さな提灯作り。
京都の伝統工芸品である地張り提灯の体験です。
我が家では、普段あまり触れることのできない体験をすること、そして多くのお仕事を知ることを大切にしています。
みんなで、息子も「いいね〜!と言い、行き先が決まりました。

そして、昨日。電車に乗り、行ってきました。


そこは、京都に古くからある商店街を少し入った路地にある一軒のおうち。


提灯がぶら下げてあります。



中に入ると年配の女性が座って竹に和紙を張る作業をしておられます。

竹や提灯がいっぱいの部屋は、こぎれいにしてある場所より現場のにおいを感じました。



自分で9代目なんですという親方さん。


京提灯の特徴は「地張り式」であることなんだそうです。



でも、「地張り式」は、一般的な提灯の製法である「巻骨式」に比べ、大変な時間と手間ひまがかかるため、近年、提灯屋や職人の数が減少し、その製法は、京都でも受け継ぐところが減少しているそうです。

全てが手作業で、職人さんの思いが竹の一本、一本にこめられ、和紙など全ての素材にこだわり出来上がった提灯は何ともいえない美しさがあります。


安さや大量生産が主流となってきている現代で、そんな日本の昔からの伝統が減少しているのは本当に悲しいことです。


そんな中、息子さんたちが新しい提灯の在り方、道を作り出していこうとアイディアをだしながら、質を落とさず、ブランドとして自分たちの思いをつないでいきたいと話される姿はとても素晴らしかったです。



そんな思いを聞きながら、わが子たちの提灯づくり体験は始まりました。



職人さんが竹を「なた」を使ってから手でさいていくのですが、まるでマジックのように太かった竹が数本の細長く均等にさかれたものになります。

それだけでも、子どもは「わあ~!」と目を輝かせていきます。



こだわりの薄い和紙をまずは選びます。

きれいな模様のある和紙の中から、2枚1組で4セット。

模様にも意味があることを教えてもらい、「へえ~!」と言いながら、ああでもない、こうでもないと子どもたちは選びます。



提灯の骨組みを組んである竹への糊の塗り方(置き方)、和紙の張り方を教えてもらい、作業をします。


丁寧に、丁寧に。
細かな作業でとても集中します。

これはすごい微細運動やなあ。と思いながら・・・

幼児の息子には少し難しいところもありますが、できることは精いっぱい集中して作業しました。



自分で必死に選び、一生懸命作ったちいさな提灯。



子どもたちは、とても満足げで誇らしげです。

「これ、食事のときにテーブルに置こう。」

とわくわくしています。


最後に、

「体験を通して、少しでも提灯に目を向ける人が多くなってほしい。

提灯は風景の一部で、それに目を向ける人はなかなかいないのです。

でも、こうやって、体験をしてくれた人たちは、きっと提灯に目を向けてくれる。

継ぎ目の粗さやきめ細やかさ、きっと質が分かるはずです。」

と提灯屋さんのお兄さんはおっしゃっていました。


小嶋商店 「京・地張り提灯」専門の提灯屋さん

応援しています。


子どもたちは、どんなふうに感じたのだろう。



「楽しかった!」「難しかったけど、できたら嬉しいなあ。」

と率直な感想に加え、



なかなか素材の全部をこだわって手作業で作る高価な提灯を買う人が減っていることについて、どうしたらいいかを娘に聞きました。


分からんといいつつも、いろいろ質問して聞いていくと、



「う~ん。安くしたらあかん。高いままでも買ってもらえるようにする。」

「チラシ配るとか、インターネットとか・・・(これは私を見て感じてるのでしょう)。あ、それから、あのおうちの部屋の中でやってても、誰も見てくれへんから、外に出て、みんなに見てもらえるようにしたらいいねん。」


と話していました。

けっこういろいろ考えています。


いつもは、いかに安く買うかを考える娘ですが、安くしたらあかん。

私は高いほうを買うと言いました。


職人さんの思いに触れ、体験をしたことで、感じたことがあったのでしょうか。

このような体験の積み重ねを通じて自分の価値観を磨いていってほしいです。



日本にある美しいもの、素晴らしい伝統や文化を子どもたちに伝えていくことは、まだまだ未熟な自分の学びにもなります。


子どもたちに伝えていきたい大切なこと。


まずは、身近なところから。


そろそろ、散歩をして春を感じられる頃になってきました。


どれだけ、春を見つけられるでしょう。


楽しみです。

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