LOF教育センター 神戸・明石校

LOF教育センター神戸・明石校のプログラムは脳の未熟な神経伝達回路をつなぎ、強化することで、こどもたちの可能性を拓き、発達を促進させます。全てのこどもたちに発達の土台を!

情緒の発達と表現

今日も寒い一日でした。
3月中旬ころまで例年より低い気温が続くそうです。

体調を崩しやすい時期ですね。

どうかご自愛ください。



今日は、療育プログラムをしている4歳の年少さんの男の子のエピソードを紹介します。

障害の診断はありません。困り感を感じさせるような行動への表れもほとんどありませんが、お母さんは、男の子の発達の土台を今のうちにしっかり作りたいという目的で療育プログラムに参加しています。

この男の子は、迷路と絵本が大好きで、文字を早くに覚え、暇があれば本を開き音読しています。

文字に興味があるのだろうと思っていると、本の内容についても話してくれる。読みながら、お話もだいたい分かっています。


男の子は外を歩くときやお店で買い物をするときには、必ず看板や商品に書いてある名前を読んで、分からなければ聞いていました。


お母さんは絵本の読み聞かせもしていますが、文字自体を熱心に教えたことはなく、聞かれたら答えていました。
男の子にはお姉ちゃんがいて、お姉ちゃんもよく男の子に本を読んでやっていました。

男の子の場合は、本を読みたいという自分の強い意志によって、絵本の中で、おねえちゃんの昔使っていた文字盤で、ひらがなを覚え、いつのまにかカタカナを覚えたようです。

カタカナを自分で読んでいる様子を、周囲にいた大人の方が見て、「カタカナが読めるの?すごいね~。どうやって?どこで覚えたの?」と男の子に聞きました。



「心の中で覚えたんだよ。」

と男の子が答えました。



子どもが何気なく言った言葉は、子どもの小さな経験や知識の中から出た言葉であり、創造性にあふれていて、なんとも温かい気持ちになることが多いです。


また、別の場面では、テーブルの台拭きのお手伝いをお姉ちゃんに頼んだところ、男の子が

「ぼくがするよ。ママと○○ちゃん(お姉ちゃん)にはゆっくりしてもらいたいから。」

と言い、自ら台拭きを楽しそうにしたのです。台拭きは男の子のお仕事でした。
その日は、男の子の席がひどかったのでお母さんはお姉ちゃんに頼んだのですが、男の子は自分の役割だという意識もしっかりもっていました。

男の子は、脳の発達が目覚ましいこの時期に療育プログラムを始め、知的好奇心にあふれ、表現する語彙が増えました。
感情は内側から出てくるもので、教えたからといって出てくるものではありません。
お姉ちゃんとはよく衝突もしますが、気遣うこともできるようになり、情緒の発達も目を見張るほどです。

男の子が自然に学習・習得したものはたくさんあるでしょう。
ただ、その土台作りをしているからこそ、発達は確実に感じ取れる。
それを感じることのできたエピソードでした。



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